■山歩き同好会とは■
 メンバーには大阪府中小企業家同友会中央西支部の方が多く含まれていますが、山歩き同好会は仕事とは関係なしに行っており、従業員の方や同友会と無関係の個人の方も大阪、京都、奈良方面から参加しています。 毎月1回 (2月、8月を除く) 関西のあまり高くない山に気楽に登っています。歩行距離は10km余りになるのが普通ですが、難易度の高い山にはいきません。時々は町歩きになることもあります。 参加者数は、15人から25人程度で、2,3回参加すると互いの名前が言えます。メンバーの構成は40代~60代で、男女別では男性の方が多くなっています。ほぼ毎回、ビールで反省会をやっています。 山歩き同好会は、健康志向のオープンな同好会で、初心者歓迎です。ご連絡いただけばいつでも参加できます。

    兵庫津史跡を歩く~日本三大・大仏の三つ目は???
《実施計画》

   2012年1月15日(日)
10:00にJR兵庫駅の改札内集合
※レトロな駅舎もコースの中に入っていますので、改札を出る前に集合します。
 (JR以外の人は、ちょっとだけ改札のところで待っていてください)
   <アクセス参考>
9:21大阪駅 快速網干行
9:56兵庫駅着 (540円)
   <コースの概要(仮)>
JR兵庫駅-柳原蛭子神社-湊八幡神社-七宮神社-西出町鎮守稲荷神社-
松尾稲荷神社-高田屋嘉兵衛本店創業の地-キャナルプロムナード-
札場の辻-能福寺(兵庫大仏)-兵庫城跡-清盛塚-真光寺-
兵庫運河(トイレあり)-和田岬線踏切-神戸市ものづくり復興工場前-
兵庫駅前のお店で、昼食兼ミニ新年会です
   <見どころ>
神戸市内の一行政区に過ぎない「兵庫」が、なぜ県名に昇格したの?
平清盛の福原京の外港がこのあたり。
陸路・海路の要衝で、かつ有力社寺が集まっていたので、織田信長が怖れ、町を焼き払った。
江戸時代は、難波津と並ぶ港町。
司馬遼太郎「菜の花の沖」で描かれた高田屋嘉兵衛が、淡路島から村抜けをして海運業を始めたのがこの地。
日本三大大仏の一つ、兵庫大仏がある。今回のコースで見学可。
   <注意事項>
寒い季節なので温かい格好で。
お弁当は不要です。1時過ぎになると思いますが、駅前のお店で食べたいと思っています。
高低差はほとんどありません。歩道橋の高さぐらい。
トイレは意外と少ないです。駅と兵庫運河以外は、コンビニを利用するしかありません。

《実施報告》 ---解説文は長島さん作成の資料から抜粋---

19名参加(内女性は4名)
柳原蛭子(えびす)神社
元禄以前からこの地に祀られていた。
兵庫津の西国街道西の出入り口として、
神社の横に惣門がもうけらていた。



湊八幡神社
西国往還に設けた兵庫の出入口
の惣門があった。人の往来が激しい
ので、迷子を知せる「迷子のしるべ石」
があった。金網で補強された実物、
レプリカが並んで立っている。















七宮(しちのみや)神社
1161年、経が島築造で難航した平清盛が
社殿を造営。兵庫津の主祭神として、海運
業者の信仰を集めた。生田神社の裔神とされ
たが、江戸時代に訴訟がおき、生田神社との繋
がりは否定された。

西出町鎮守稲荷神社
平清盛が兵庫築島を改築するとき、工事の
安全のために創建されたと言い伝えられる。
高田屋嘉兵衛献上の灯篭がある。








竹尾稲荷神社
創建年不明。現在の社殿は1914年に
造営されたもの。古くは商売の神様とさ
れた松福さんとよばれるビリケンが社殿の
中の奥に祀られている。大正末期に、元町の
洋食店主がアメリカの水兵が持ち込んだも
のを参考に木を彫って作り、店前においたと
ころ、たいへんな効果があり、来客が多
すぎ困り果て、神社に奉納したという。
札場の辻跡
大きな高札場があったので
「札場の辻」とか「札の辻」と呼ばれた。
付近には多くの旅籠もあって大層賑わ
いを見せていた。

















兵庫大仏
「兵庫の大仏さん」で知られる。戦前まで
この地に日本3大・大仏のひとつとして
知られた兵庫大仏があったが、戦時中に
金属回収令により供出。平成3年に
関係者の努力により復興された。
兵庫城後(最初の県庁跡)
昔兵庫城があった場所といわれ、兵庫
に初代の兵庫県庁が置かれたとい
われている。新川運河沿いに、キャナ
ルプロムナードが整備されている。















清盛塚
十三重の塔は、かつて清盛の墓と思われて
いたが発掘調査の結果、そうではないことが
わかった。石造りのアーチ橋「大輪田橋」
が見える。

真光寺
時宗の開祖、一遍上人の墓所がある。
一遍上人は「すべての人は念仏を唱えれば
救われる」と全国を行脚した。(背景はおそらく、
管理人のいなくなった墓石を積み上げたもの)













和田岬線踏切
JR和田岬線は兵庫駅から分岐する2.7km
の支線。1888年に資材輸送のために敷設。
現在は、朝夕のラッシュ時の通勤客を対象
とした列車が走行する。
昼食会場
味のある看板














新年会を兼ねて遅めの昼食2時頃
海鮮丼、船盛り定食の他、飲み物も安い
(ただし同時に19人が注文したので時間がかかった)